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安藤美冬さん×矢野拓実くんのトークイベントに行ってきました。名もなき個人が生きていくには。

11/18(日)、渋谷BOOK LAB TOKYOにてフリーランサーとして活躍する安藤美冬さん、フォトグラファーとして活躍する矢野拓実くんのトークイベントに行ってきました。今回は、イベントの概要と感想を書いていきます。

MEMO
拓実くんの360°カメラ。すごい!

安藤美冬さんはここでご紹介する必要もなく、とても有名な方です。慶応大学卒業後、集英社に10年間勤務、その後フリーランサーとして独立。「情熱大陸」や「いいとも!テレフォンショッキング」にも出演し、現在はピースボートの水先案内人、雑誌のコラム連載、イベント出演などで活躍されている方です。

私が「会社員」という生き方に迷ったとき、美冬さんの著書「冒険に出よう」に出会いました。私より遥かに経験豊富、結果も出してきている人なので、参考にするのも恐縮すぎますが、「あ、こういう風に生きている人もいるんだな」という刺激を受けたことは間違いなく、それから私はずっと美冬さんのファンです。

  • 安藤美冬さんのサイトはこちら。
参考

安藤美冬さんのメインサイト安藤美冬公式サイト

また矢野拓実くんは、若干24歳、起業1年という若さでYAHOO!ライフマガジン、JAL、マネーフォワード、Wantedlyなどの大手企業と一緒に仕事をしているカメラマンさんです。拓実くんとは普段から仲良くさせていただいていて、ちょくちょくカメラ撮影なども教えてもらっています。

  • たくみくんのサイトはこちら。
参考

矢野拓実くんのメインサイトtakumiYANO

たくみくんに教えてもらって撮ったピンボケ写真はこれ。笑

そんな、安藤美冬さんと拓実くんのトークイベント。とても楽しかったです。すべて良かったのですが、特に印象に残っているお話をいくつか掻い摘んでいきます。

主戦場を間違えない。

美冬さんが会社員をしながら独立を考えはじめたとき、まずは「3,000人と名刺交換をする」というミッションを立て、そして、それが達成できてから独立すると決めていたそうです。そのために「1ヶ月150人」という中期的目標も掲げて、イベントや交流会などに積極的に参加し、自分の名前を売り込む活動をしたとのことです。

また、同時にTwitterを開設。当時2011年、Twitterが日本でもじわじわ流行り始めていたり、かつFacebookCEOマーク・ザッカーバーグのドキュメンタリー「ソーシャル・ネットワーク」が公開され「SNS」というものが話題になった時期だったりと、いわゆる「Twitter時代の波」にタイミングよく乗れたことも相まって、Twitter経由でお仕事がくるようになったそうです。

一方で拓実くんはフォトグラファー・カメラマンということもあり、写真をInstagramにアップする形で発信を続けています。インスタで仕事をとっていくために、「300人の写真を撮る」と決め、国内外問わず、ほぼ無料でポートレートを撮りまくったそうです。そのときの「300人ポートレート」が功を奏し、拓実くんもInstagram経由でカメラマンさんとしてのお仕事がポツポツと入ってくるようになったんだとか。

美冬さんは、Twitter。拓実くんは、Instagram。おふたりは、主戦場を定めてしっかりアプローチしてきたことが今の成功につながっています。

最近は、様々なSNSが出てきています。
 
  • Twitter
  • ブログ
  • インスタ
  • Facebook
  • VALU
  • Youtube
 
などなど。色々あるけど、一体あなたの主戦場はどこでしょうか?ということです。どんどん出てくるサービスになんとなく飛びついて、なんとなく発信するよりも、「自分の主戦場」をしっかり定めて、そこで結果を出すことを意識していきたいですね。

名前(ペンネーム)、大事。

個人で発信していくとき、発信する名前ってすごく大事だというお話になりました。たとえば「安藤美冬」さんって(本名なのですが)、すごく珍しく、印象に残りやすいですよね。この印象に残りやすさが美冬さんの成功を後押ししたのだそうです。

また拓実くんも、漢字が「拓く」「実る」ということで、外国人とお話するときに「Pinneer&Success」というととても印象に残りやすいんだとか。おふたりは実名で活動していますが、個人発信の場合はペンネームを使うという手もあります。

たとえば、超有名なブロガーの「イケハヤ」さん。イケハヤさんは本名が「池田勇人」さんなんだそうですが、これって元首相と同じ名前じゃないですか。だから、敢えて「イケハヤ」というペンネームを使っています。そうすることで、検索エンジンで「池田勇人」と検索されたら絶対に上位表示できませんが、「イケハヤ」と検索されれば上位表示する、という算段です。

他にも、一度聞いたら忘れにくいペンネームを使っている人はやはり成功している方が多いです。「ちきりん」さんとか。「はあちゅう」さんとか。「あんちゃ」さん、「るってぃ」さん。個人発信の時代において、かならずしも実名である必要はないので、ぜひ印象に残るペンネーム、ニックネームを考えてみましょう。

恐怖は当然の感情。

トークイベントのなかで、質疑応答のコーナーがありました。「起業することへの恐怖」についての質問が何度か飛びました。美冬さん、拓実くんの答えはこうでした。
 
「恐怖」は、当然の感情。
 
これは美冬さんがおっしゃっていたことですごく面白かったのですが、私達は原始時代からでっかい生物(マンモス)とかを狩猟することで生きてきました。で、そんなどでかい生物が現れたときに「やっべえ、超怖い」ってなって草むらに隠れて震えていたその子孫が私達であると。
 
マンモスが現れたときにテンションがぶちあがって「キター!!!!」とかいって向かっていく“挑戦者”が先祖だったら、私達は多分生まれていないわけですよ(笑)そんな挑戦者の家系は、とっくのとうに滅びています。
 
びびりの、びびりの、びびりの、びびりの、そのまたびびりの…子孫が私達。だから、「怖い」のが普通なんです。

恐怖の因数分解

さて、もうひとつ美冬さんのお話のなかで印象的だったことをもうひとつ。上のように、当たり前の「恐怖」と私達が向き合うとき、その恐怖をどうやって乗り越えるか?ということなのですが。

それが、「恐怖の因数分解」という言葉。

どういうことかというと、一見ものすごく大きく見える恐怖でも細分化、因数分解してみると、実は「解決できそうだ」となることがあります。
 
たとえば100%の恐怖のうち、「30%はお金の恐怖」、「30%は変化への恐怖」、「40%は理解されない恐怖」、という風に細分化してみます。
 
で次に、
 
  • お金の恐怖は、ひとまずブログアフィリエイトで補おう。
  • 変化への恐怖は、ひとまず起業家のイベントやセミナーに出てみることで和らげてみよう。
  • 理解されない恐怖は、ひとまず親友と恋人にだけでも話して理解してもらおう。
というように、恐怖を極限まで因数分解してみて、解決できそうなことから片付けてみましょう、というお話でした。いきなり大きな敵を倒そうとするのでなく、“ひとまず倒せそうな”小さな敵から退治していくイメージです。

Whatではなく、Howを大事にする。

私達は将来の夢、やりたいこと、理想を考えるとき、つい「What(なにがやりたいか)」から入ってしまう傾向があるそうです。でも、これからの時代はWhatではなく、「How(どうやって生きるか)」ということのほうが大事なのではないかというお話が出ました。
 
美冬さんは、昔から旅が大好きだったので、「旅が仕事になって、仕事が旅である」という生き方ができたら最高だ!って思ったそうです。あとは元々本が好きだったので、「旅の体験を本に綴る」などができたら良いなとも考えていたんだとか。
 
そうすると、仕事=趣味、趣味=仕事、という方程式ができあがって、全体的に満足度の高いライフスタイルが完成します。
 
だけどこれは、「旅をしながら生きたい」「本を書きながら旅をしたい」という、いわゆる「How」の部分に焦点を当てていて、「なにをするか」よりも「どうやって生きるか」のほうが大事なのではないか、ということでした。

人工知能と、私達の働き方。

すこし上に通ずるお話になります。ではなぜ「What」よりも「How」が大事なのか?ということ。

これからの時代、間違いなく人工知能やロボットが世界を席巻していきます。

いわゆる肉体労働、ルーチンワーク、業務効率化などはすべてロボットが補うようになります。私達がいままで汗水垂らしてやってきたことのなかで、「ロボットにできないこと」など、多分、ほとんどありません。それだけ、AIの勢いは凄まじいものがあるってこと。

じゃあ、そんななかで私達ができること、私達にしかできないことってなんなのか?ということですよね。

それは、美冬さん・拓実くんいわく「今を楽しんで、キラキラすること」だと。人工知能やロボットがどんなに発達しても、「今を楽しむ」とい感情は人工知能には習得しえないからです。

だから私達人間は、「What」よりも「How」が大事にして、とにかく今を楽しむこと。Whatに焦点を当てても、「今この瞬間が楽しい」とはどうしてもなりにくいし、そのプロセスが楽しくなければ「本当に自分にしかできないことなのか」という疑問が生じてしまいます。

「今を楽しんで、キラキラすること」

この言葉は、この日1番印象に残ったセリフとなりました。

最後に

今回ご紹介させていただいたお話を、まとめてみます。

  • 主戦場を間違えない
  • 名前(ペンネーム)、大事。
  • 恐怖は当然の感情
  • Whatではなく、Howを大事にする。
  • 人工知能のあとの私達の働き方

安藤美冬さん、矢野拓実くん、素晴らしい対談をありがとうございました。

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