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神話の法則を使ってストーリーをつくる方法!心に響く話にはすべてこの法則が使われてる。

こんにちは。前回に引き続き『読まれるメルマガの書き方』についての解説を行ってまいります。メルマガの基本スタンスは、“ストーリーを語ること”です。また、人にストーリーを語り、共感を呼び起こすためには『神話の法則』を理解し使っていく必要があります。そこで今回は『神話の法則』について解説をしていきたいと思います。

そもそも、『神話の法則』ってなに?

そもそも『神話の法則』とは、すべてのストーリーに使われている王道の型のことです。たとえば、世界中で流行っている映画も小説も、また何十年ものロングセラー映画も小説も、少しジャンルを変えてドキュメンタリー映画でも…実はこの世の中に溢れるすべてのストーリーに、今回ご説明する『神話の法則』が使われています。

神話の法則とは、つまるところ人がかならず感動してしまうストーリーのこと。私達はこれまで様々なストーリーエンターテイメントに触れてきましたが、感動したり心を動かされた物語というのは、ほぼ100%おなじストーリーの型が使われているんです。

もっというと、毎週末やっているような戦隊シリーズやアニメシリーズなんかも、毎週回おなじストーリーが使われています。そう考えていくと、私達は生まれてからこの方何百回、いや何千回ものこの『神話の法則』に触れてきています。

にも関わらず、何度も感動してしまう。何度でも心を動かされてしまうのです。

ワンピースだって、ドラゴンボールだって、シンデレラだって、プリキュアだって、美女と野獣だって、ジブリだってみーんな神話の法則を使っているんですよ。登場人物や背景や設定の細かい内容が違うだけなのに、すべてを『まったく違う物語』として受け止めてしまうのですから、人間の脳って案外単純ですね…。

しかしこれが神話の法則のパワーでもあります。今回はぜひこの記事で『神話の法則』について理解していただいて、今後のストーリーテリングに応用できるようにチカラをつけていきましょう!

神話の法則

さて、実際に『神話の法則』を見ていきましょう。神話の法則で使われるストーリーはこのような流れになっています。

1.日常の世界
2.冒険へのいざない
3.冒険の拒絶
4.賢者との出会い
5.第一関門突破
6.敵との戦い・仲間との出会い
7.最も危険な場所への接近
8.最大の試練
9.報酬
10.帰路
11.復活
12.帰還

少々わかりにくいので、もう少し簡単にまとめてみるとこうなります。ものすご〜く完結に言うところの『起承転結』ということになりますね。

・平穏な日常
・疑問
・挫折・絶望
・苦悩・葛藤
・変化
・転換期
・希望
・平和
・未来への誘い

こんな風に、『自分自身の現在』を説明するために『神話の法則』に沿うことで、ストーリーに抑揚をつけることができるわけです。

この型というのは、心理学的に『人間の心に響く』ようにできているので、神話の法則を使ったストーリーテリングを使えるかどうかというだけであなたの情報発信者としての長期的な成果はまったく違ってきます。

では次に、実際に神話の法則を使った例として、有名な物語を用いて更に理解を深めていきましょう。

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【グリム童話】シンデレラを使って神話の法則を見てみよう。

まずは、シンデレラの物語概要を見ていきましょう。

むかしむかしあるとろこに、シンデレラという名の美しく優しい娘がいました。

幼い頃に母親を亡くしたシンデレラは、
父親が再婚した継母とその連れ後である2人の姉にまるで召使いのように扱われていました。

ある時、この国の王子様が舞踏会を開くことになり、姉たちはきれいに着飾って出かけていきました。

ボロボロの服を着たシンデレラはもちろん連れて行ってもらえず、
それどころか、留守の間家中の掃除や片づけを命じられていました。

シンデレラが悲しみに暮れ泣いていると、魔女が現れました。

魔女は魔法を使い、かぼちゃとねずみをそれぞれを豪華な馬車と、
立派な白馬に変え、きらきらと美しいガラスの靴を用意し、
さらに美しいドレス着せてシンデレラをを舞踏会へ行けるようにしてくれました。

シンデレラは大喜びで舞踏会へ向かおうとしましたが、
魔女から深夜0時を過ぎれば全ての魔法が解けてしまうから0時までには帰ってくるようにと忠告されました。

忠告を守ると約束したシンデレラが舞踏会に到着すると、
あまりの美しさに王子様もシンデレラの虜になってしまいました。

王子様からダンスに誘われ、シンデレラは時間が経つのを忘れて夢のような時間を楽しんでしました。

シンデレラが気がついた時にはすでに約束の0時が迫っており、
シンデレラは大急ぎで舞踏会を後にしました。

シンデレラの名前も聞いていなかった王子様は必死に引きとめようとしましたが、
シンデレラはあっという間に姿を消してしまいました。

残念がる王子様の目の前には、シンデレラがはいていたガラスの靴が片一方だけ残されていました。

王子様は舞踏会に着ていたガラスの靴をはいた女性を自分の妻にするといい、
ガラスの靴にぴったり足が入る女性を探し出しました。

我こそは、と町中の女性が残されたガラスの靴をはいてみたのですがぴったりと合う女性は現れませんでした。もちろんシンデレラの姉たちも無理やりガラスの靴をはこうとしたのですが全く合いませんでした。

そこへシンデレラが進み出て、「私にも試させてほしい」と王子様の家来に願い出ました。

それを聞いた姉たちは「お前みたいな汚い娘にガラスの靴が合うわけがない」と
笑われながらもガラスの靴をはいてみると、靴はまるでシンデレラのために仕立てたかのようにぴったりでした。

シンデレラは持っていたもう片一方のガラスの靴を取り出してはきました。

家来は王子様のいる城へシンデレラを連れて行き、
数日後王子様とシンデレラは結婚し幸せに暮らしました。

出典:http://arasujikun.com/archives/688

さて、この有名なグリム童話『シンデレラ』を神話の法則に従ってひとつひとつ見ていくことにしましょう。

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1.平穏な日常

むかしむかしあるとろこに、シンデレラという名の美しく優しい娘がいました。

ここでは概要ということでこれ以上の説明はありませんが、実際の本ではシンデレラの生い立ちや現状について説明されています。ストーリーテリングの際には、『今がどういう状況なのか(または、変化が起こる前の状態)』を冒頭で丁寧に解説すると良いですね。

現状などをより詳細にライティングする際には、変に抽象化せずに具体的に具体的に書いてあげることが大事です。例えば、

朝は好きな音楽をかけて、のんび~り起きます。

ではなくて

朝はだいたい8時くらいに起きてきて、
まず大好きなボサノバミュージックをかけながら
ホットココアを飲んでゆっくりします。

のように、しっかり具体的に書く。

そうすることでより鮮明に読み手の頭のなかに情景をイメージしてもらい、共感を呼び起こしやすくなります。

2.疑問

幼い頃に母親を亡くしたシンデレラは、父親が再婚した継母とその連れ後である2人の姉にまるで召使いのように扱われていました。

こちらも概要では幾分か省略されていますが、本のなかでは『シンデレラが義理の母とその子どもたちにひどい扱いを受けている』ことも詳細に描かれています。

このように、最初のほうで『今がどういう状況なのか』を語りつつ、疑問(シンデレラの場合は、いじめを受けていることなど)を投げかけることで、“これからなにか起こりそうだぞ”という布石を読み手に与えることができます。

3.挫折・絶望

ある時、この国の王子様が舞踏会を開くことになり、姉たちはきれいに着飾って出かけていきました。

ボロボロの服を着たシンデレラはもちろん連れて行ってもらえず、それどころか、留守の間家中の掃除や片づけを命じられていました。

ここで、シンデレラに挫折と絶望が襲います。ストーリーでいうところの変化の前触れという立ち位置になります。

3’としてはここで『賢者との出会い』を語ることもありますが、メルマガで語る際にはこの場面で深く賢者の出会いにフォーカスする必要はないので、そこらへんのバランスはしっかり取ってみてくださいね。

ちなみにシンデレラのなかではここで『賢者』として魔女が現れるので参考までに。

シンデレラが悲しみに暮れ泣いていると、魔女が現れました。

魔女は魔法を使い、かぼちゃとねずみをそれぞれを豪華な馬車と、立派な白馬に変え、きらきらと美しいガラスの靴を用意し、さらに美しいドレス着せてシンデレラをを舞踏会へ行けるようにしてくれました。

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4.変化

忠告を守ると約束したシンデレラが舞踏会に到着すると、あまりの美しさに王子様もシンデレラの虜になってしまいました。

王子様からダンスに誘われ、シンデレラは時間が経つのを忘れて夢のような時間を楽しんでいました。

シンデレラが気がついた時にはすでに約束の0時が迫っており、シンデレラは大急ぎで舞踏会を後にしました。

シンデレラの名前も聞いていなかった王子様は必死に引きとめようとしましたが、シンデレラはあっという間に姿を消してしまいました。

ここで、これまでボロい服を着て毎日召使いのような仕事しかしてこなかったシンデレラが、初めて美しいドレスを着て舞踏会に参加することができるという変化が起こります。

ここでいう『変化』とは、自ら起こすこと場合もあれば、周囲の影響で偶発的に起こることもある、ということを知っておきましょう。メルマガでストーリーを語る際には『絶望を経験したことで、自ら変化を起こした』という書き方のほうが読み手の心にはスッと入ってきやすいです。

5.転換期

シンデレラが気がついた時にはすでに約束の0時が迫っており、シンデレラは大急ぎで舞踏会を後にしました。

シンデレラの名前も聞いていなかった王子様は必死に引きとめようとしましたが、シンデレラはあっという間に姿を消してしまいました。

残念がる王子様の目の前には、シンデレラがはいていたガラスの靴が片一方だけ残されていました。

王子様は舞踏会に着ていたガラスの靴をはいた女性を自分の妻にするといい、ガラスの靴にぴったり足が入る女性を探し出しました。

いよいよクライマックスに近づいてきたような感じがしてくるのが、この『転換期』です。

普通であれば、変化が起きたあとに“時が過ぎて元の日常に戻る”ところなのですが、多くの場合ここで登場人物の誰かの心に異変が起きて、現状に小さな転換が起こることが多いです。シンデレラの場合、ここで転換を起こすのは王子様だったというわけですね。

メルマガを書く際には、ここで前回の変化を経て自分のなかで疑問や葛藤が生まれるシーンを描くが多いです。変化をただの”変化”として終えるのではなく、新たな道に進むための前触れとして描いていけるとクライマックスに向けて盛り上げていくことができます。

6.希望

我こそは、と町中の女性が残されたガラスの靴をはいてみたのですがぴったりと合う女性は現れませんでした。もちろんシンデレラの姉たちも無理やりガラスの靴をはこうとしたのですが全く合いませんでした。

そこへシンデレラが進み出て、「私にも試させてほしい」と王子様の家来に願い出ました。

それを聞いた姉たちは「お前みたいな汚い娘にガラスの靴が合うわけがない」と笑われながらもガラスの靴をはいてみると、靴はまるでシンデレラのために仕立てたかのようにぴったりでした。

変化⇒転換期から自分なりの疑問と葛藤を経て、ようやく辿り着くのがここでの『希望』になります。

メルマガを書く際の参考にしてほしいのですが、『神話の法則』においてクライマックスで希望を手にすることのできるほとんどの場合は、”主人公が目標達成のために行動を起こした”というパターンです。

なにもせずただ悶々と時を過ごしていて希望が降ってくるわけではなく、あくまで行動を起こした結果としての報酬として、未来へ希望を見出すことができる、というのが鉄則です。ここを勘違いしてしまうとまったく感動のないラストになってしまうので気をつけてくださいね。

シンデレラでは『姉たちに笑われながらも』自分の目標達成のために行動を起こしたことで、ガラスの靴が自分の物だったということが分かり、ラストに向かっていきます。

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7.平和

シンデレラは持っていたもう片一方のガラスの靴を取り出してきました。

家来は王子様のいる城へシンデレラを連れて行き、数日後王子様とシンデレラは結婚し幸せに暮らしました。

またシンデレラの物語でもそうなのですが、見返す相手がいると更にクライマックスの『平和』に『痛快』が加わって良い感じになっていきます。読み手が気持ち良くなれるのは、やはり”見返す相手”がいるときですよね。さて、いよいよクライマックスです!シンデレラの物語のなかで最も感動するシーンです。ここでは今までの苦労がすべて報われて、日常に平和が訪れるシーンを思いっきり鮮やかに描いていきましょう。

シンデレラの場合はそれがとても上手くできているからこそ、未来永劫語り継がれているのだと思います。

メルマガを書く際にも、ここではしっかりと読者との間に『共通の敵』とつくっていきましょう。そうすることで、より読み手との間に絆を生み出すことができますので。

8.未来への誘い

シンデレラのなかではラストスパートのあとに『未来への誘い』というシーンは恐らくなかったかと思いますが、メルマガを執筆する際にはぜひ『未来への誘い』という場面を設けると良いでしょう。ラストスパートを受けて読み手へのメッセージを伝えていくということです。

メルマガの場合は、ただの読み物と違って最後には読者になにかしらの行動を起こして欲しい、というのがベースにあるはずです。

なので、クライマックスのあとにそのまま終わりにするのではなく、『これらのストーリーを受けて、こういう風に行動していきましょう』とか、『これらのストーリーを受けて、これからも一緒に理想の未来を目指していきましょう!』とか、そういうまとまりのようなものが欲しいですね。

ここをしっかりと描くことによって文章全体にまとまりと締りを演出することができます。

最後に

長くなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。今回の記事では『神話の法則』について詳しく解説をしていくと共に、かの有名なグリム童話『シンデレラ』を使って実例も見ていきました。

このように、起承転結をうまく使ってストーリー全体に抑揚をつけていくことで読み手の心を揺さぶり感動を生み出し、共感してもらい、そして行動してもらうことができるようになります。

『コピーライティング』というスキルもありますが、コピーライティングを極めるよりは神話の法則を効果的に使ってストーリーを語るほうがインパクトは大きいと思います。

ぜひぜひ今回の解説を頭の片隅に入れていただいて、これからのストーリーテリングに応用していただけたら幸いです!

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