金子政務官の公私混同批判から思う“働くママ”の苦悩…女性の社会進出問題はいかに?

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今朝ニュースを見ていたら、『金子政務官が公用車で子供を保育園に送迎し”公私混合”と批判』されているニュースを目にしました。同じ女性として、深く考えさせられずにはいられなかった今回の報道。個人的に思うことを書いていきます。

どういう観点からこのニュースをみるか?

そもそもこのニュースには色々な見方があると感じました。ただの『自民党を付け狙っただけの苦し紛れの報道』ととることもできるし、『公用車に家族を乗せてはいけない』という規範にのっとった見方もできるし、『女性の社会進出』という観点から見ることもできる。

良い・悪いはさておき、冷静に事実を事実として受け止めると、だれがどの立場からこのニュースを受け止めるかによって、まったく違ったものの見方ができてしまう報道であると思います。

単なるいち国民としての意見を述べさせていただくとするならば、個人的には、この報道に対してはひとりの女性として金子政務官に同情せざるをえません。私には子供が3人も4人もいる姉がいるので、子育ての大変さ、子育てをしながら働くことの大変さもそれなりに理解しているつもりです。

世の働くお母さんたちはそれほど大変なのですから『女性は家で家事育児に専念する』のがある意味当然とされてきたわけです。しかし近年の『女性の社会進出』に伴い、金子恵美政務官のように仕事と育児と両立させようと努力している”働くママ”は確実に増えつつあります。

少子高齢化に貢献し、社会にも貢献し、ひいては日本経済にも貢献している大事な人材。日本はこれからこういう女性を守る体制を整えていかないと、国としての成長は見込めないように思います。

報道を見る限り、仕事までの道中で子供を保育園に送り、足の悪い母親を東京駅まで送っただけのこと。仕事と育児の両立に励んでいる様子がうかがえます。いち女性として、またいち起業家として、今回の報道については金子政務官にたいし『応援したい』という気持ちしか湧いてきません。

世論はおおかた『問題ない』との見方

ただ、Twitterなどで見ている限り『問題ない』との見方がかなり優勢であることがわかります。週刊新潮の報道ですからマスコミが騒いでいるだけで、世論は大方たいして問題視しません。

以前、舛添さんが公用車を使って毎週末湯河原の別荘に行っていたことが問題になり、知事を辞職したことがまだ記憶に新しいですが、家族旅行の宿泊費や私的な飲食代を収支報告書に計上していた舛添さんと、今回の金子政務官の問題は趣旨がまったく違いますね。

『公用車に家族は乗せてはいけない』という時代遅れのルール

そもそも、『公用車に家族を乗せてはいけない』というルール自体が時代錯誤のように思います。これからは、上手に公私混同できるひとが仕事も家庭も両立できるようになっていく時代です。

たしかに政治家の活動資金は税金が使われているので、『無駄遣いしていないか』と監視するのは国民やマスコミの役割でもあります。でも今回の報道は趣旨がちがう。こういったことがいちいち問いただされるようになると、女性の政治家が活動しづらくなるし、活躍しづらくなります。

女性の政治家が活躍しなくなれば、日本はいつまで経っても女性が社会進出しない国になる。女性の社会進出と少子高齢化は、どちらも国として喫緊の課題ではありますが、両立できないことはないと思います。

昨今、家事代行や育児代行サービスがジワジワと流行ってきている背景を見ればわかるとおり、家庭をもち子供をもっても社会に貢献できる有能な女性はたくさんいます。時代は確実に進化してきているのに、国や政治が、女性の社会進出に追いついていない印象を受けます。これも、男性が優勢すぎる政治体制にも問題があるのではないかと思わざるをえません。

最後に

と、いろいろと言ってきましたが、今回の報道は基本的にはマスコミの自民党批判の一貫であることはほ間違いありません。しかしながら、社会進出をしながら子育てに奮闘するひとりの女性にたいして社会的に批判したということに変わりはありません。

私は普段、起業家として活動していくなかで『24時間という限られた時間を、どのように使うべきか』ということを常に考えています。普通の会社員とちがって、何時から何時までが仕事でそのあとはプライベート…というような働き方をしていないので。

そのため自分自身は、常に“公私混同”なんですよね。プライベートは仕事でもあり、仕事がプライベートでもある。私的な用事で飲みにいったことが仕事につながることもありますから、そこに過剰な線引きはしないようにしています。

政治家の日常生活の詳しいことはわからないですが、多少なりとも公用車を子供や親の送迎に使う程度の『公私混同』くらいは、社会的に許されていかなければならないと感じます。政治家という立場も特殊なので難しい問題ではありますが、ひとりの女性として、ひとりの起業家として、今回の報道に関してはとても深く考えさせた次第です。