東京タラレバ娘を見て現実的な恐怖を覚えるアラサー女性多発|『タラレバ』に意味はない?

『東京タラレバ娘』が話題になっています。話題性と一口に言っても切り口は色々とあるんですが、今回はドラマを見てグサグサきているという感想を元に記事を書いていきます。

女性にとってなにかの境界線となる『アラサー』

この『アラサー』という単語について、男性と女性では全く捉え方が違います。

男性はいくつになっても仕事も恋も存分にできますが、
女性にとっては結婚も恋愛も一種の『適齢期』のようなものがあるからです。

女性のなかでも、そんなことは少しも気にしないで
『ただただ仕事に打ち込みたい』という人もいるかもしれないけれど、
現実的には、やはり若いうちに結婚して出産したいという方が大多数でしょう。

結婚しない若者が増えている、と言われている現代においてもなお
特に女性であれば20台後半にさしかかり先のことを色々と考える時期も増えるはず。

キャリアウーマンも増えてきている昨今、
『東京タラレバ娘』を見て思わず共感・恐怖感を覚える女性が多発しているとのことです。

心の葛藤がリアル

私が見ていて思ったこととしては、
アラサー女性目線での心の葛藤が非常にリアルだということ。

あれは、“同じ葛藤で悩みぬいたことのある人しか書けない描写”だと思いました。

漫画・ドラマの原作者は結婚もしていてお子さんもいらっしゃいますが、
漫画家としての、女性としての、母としての責任を背負うというのは
並大抵ではない心の葛藤や悩み、苦しみを抱えてきたのだろうと思わざるをえません。

『漫画家』という職業も大変でしょうからね‥。

そんな、決して机上の空論ではない細かな描写や葛藤に
『現実的すぎて、もはや見るのが怖い』という感想が続出しています。

原作者の東村アキコさんは、この作品を
全ての女性へのエールの思いを込めて書いた』と言っています。

『タラレバ』は意味がない?

ドラマのなかでも『〜だったら』『〜してれば』という、
過去の出来事を嘆いて後悔するシーンが数多く出てきます。

それに対しKEYが冷たくツッコミを入れていくわけですが‥。

『タラレバ』というのは意味のないことなのでしょうか?

タラレバ、ということ事態がもはや過去の出来事を後悔しているだけですから、
過去を振り返っても意味はない!と一括するのは簡単です。

確かに意味はないので。

でも現実問題として、人はだれでも
『あのときこうしておけば‥』と思っていることが少なからずあると思うんですよね。

人間、そんなに強くない。

そういう人間が生来もつの心の弱さを認めながらも
前に進もうとする主人公の闘いを見ることができるのが
このドラマの魅力のひとつなのかもしれませんね。

『後悔』は結果から生まれる

これは持論ですが、
私は基本的に物事の選択には正解も不正解もないと思っています。

人はみな一回きり、しかもぶっつけ本番の人生を生きているわけなので
未来から遡って、過去の自分に指示を飛ばすことなどできないからです。

でも、過去を振り返って『あのときこうしておけば‥』となる心理は
今の自分に納得がいっていないから、満足していないから、
その言い訳のひとつとして『過去の選択が間違っていた』ということにしたいだけなんじゃないかなと。

例えば子供の頃に、一生トラウマになるような
ものすごく悲しい出来事があったとしますよね。

そのときのトラウマに縛られ続けて、
社会に適合できずにつらく悲しい人生を歩み続けていたならば、
その人はきっと『子供の頃にあんなことがあったからだ』と、
過去のせいにしてしまいたくなりますよね。

だけど、子供の頃の自分の衝撃的な出来事というのは裏を返せば
人を見る目、洞察力、自己防衛力、自立心、自分で運命を切り開いていくチカラを
幼いころに養うこともできるかもしれないわけです。

そのチカラをもってして大人になり、子供の頃に養った洞察力や運命を切り開くチカラで
人間関係も良好、仕事も良好、経済力も身につけ、めちゃくちゃ幸福だったら‥どうでしょう?

その人はきっと『子供の頃にあんな経験ができたからだ』と、
過去の不幸を強さに変えられた自分を、誇りに思うことさえある。

つまり何が言いたいかというと、
過去をどのように扱うかは全て、『現在』の自分の委ねられているということです。

先程も言いましたが選択には正解も不正解もなく、
過去のあらゆる選択を『正しかった』とするための行動がそこにあるかどうかだと思います。

だからこそ、今、幸せを掴まなければいけない

何度も繰り返してしまい恐縮ですが、
結局わたしたちに充実感をもたらしてくれるのは『今この瞬間』しかありません。

今がうまくいっていなければ、これまでの全ての出来事に対し後悔の念を覚え
『タラレバ』を繰り返し唱え、過去の呪縛から解き放たれることはありません。

人生に対しても卑屈になり、周囲を素直に応援する心も育まれない。

だけど、今さえうまくいっていれば、これまでの全ての出来事に対し感謝し、
経験を自分の血肉とし、誇りと自信のオーラをまとった人間になることができます。

だから私たちは常に『今この瞬間幸せであること』がすごく大事ですし、
そのためには心と体をしっかり整えて
充実した日々を送る努力を惜しんではいけないんですね。

『〜だったら』『〜してれば』と過去の後悔を繰り返すことは無駄ではないし、
人間として当然の感情であると受け入れながらも、
それに捕らわれすぎずに、今を気持ちよく生きていけるよう、心のバランスをとっていきましょう。

結果良ければ全てよし!とまでは言いませんが、
過去を正当化できるのは今の自分しかないので、
そのことだけは忘れずにいたいですね。