『和田アキ子は何様』問題の行方は?|上下関係によるパワハラは社会問題に

1月22日に放送された『アッコにおまかせ!』において、司会の和田アキ子が問題の渦中にいた狩野英孝に電話をかけるように出川哲郎に迫りました。芸人としては当たり前のやりとりのなか、世間からは批判の声があがっているようです。

『和田アキ子は何様』問題

現代社会は一昔前に比べて、
セクハラ、パワハラ、アルハラの類の問題には非常に敏感になっています。

和田アキ子さんはなんとなく踏襲されるお笑い芸人のノリで
『出川、狩野に電話しろよ』くらいのじゃれ合いのつもりで言ったのだと思います。

私は、そこには愛情があったと思いますし、
別に世間で言われているようなガチな強要ではないと思っています。

そもそも出川さんもそういうキャラですしね(笑)

和田アキ子さんご自身もオラオラ系(姉御)のキャラですし、
多くの芸人さんよりは年上ということもあって
今回のように、馴れ合いのなかで強引なキャラクターが強調されてしまう一幕があったのでしょう。

さて、しかしながら、
そのやりとりを見ていた多くの視聴者から批判が相次いでいるようです。

色々とニュースを見ていると、
『和田アキ子は何様なのか』という意見も多数。

視聴者からすれば和田アキ子さんは先輩、出川さんは後輩という間柄ですから、
あのようなやりとりを見て
先輩が後輩に電話強要している』と受け止めてしまう人もいるでしょうね。

昨今、企業における行き過ぎた上下関係が社会問題化しつつあるなかで
時代がこういったことに敏感になっていることは間違いありません。

社会問題化しつつあるパワハラ問題

2016年最も話題になった社会問題の1つに、
『電通の新入社員の女性が働き過ぎて自ら命を断つ』という事件が起こりました。

これは、先進国のなかでも際立って過剰労働が目立つ日本という国を
いかにも象徴する出来事であり、根深い社会問題として国民の記憶に残りました。

このような事件が起きてからというもの、
国側も企業の『仕事を強要』する姿勢に対して、取り締りを強化しつつあります。

上記のような状況も踏まえると、時代の当然の流れとして
今後は更にこのようなセクシャリティに関わる問題に対し
国も、国民も、世間の目も厳しいものになっていくでしょう。

テレビはパブリシティなものであるからこそ

インターネットの発達により情報の多角化が見られるようになってから、
人々が情報を受け取る場所にも変化が起こっています。

テレビ、雑誌、ラジオ、ブログのような“パブリシティな空間”と、
会員限定のサロン、ポッドキャスト、Youtubeチャンネル内での配信など“クローズドな空間”です。

パブリシティな場では、誰もが自由に情報を享受することができるため
子供からお年寄りまでが視聴です。
そのため当然、世間一般に受け入れられやすい情報を配信する必要があります。
(パブリシティな場で特異なことをするとクレームにつながるので)

しかし、クローズドな場では、
『それを見たい』と思っている会員しか配信内容を見れないので、
一部のコアなファンや支持者だけに情報を配信することができます。
そのため、今回の和田アキ子さんのような一般的なクレームは起きにくいと考えます。

1番わかりやすい例でいうと、ホリエモンチャンネルなどが挙げられるかと思います。

ホリエモンがご自身のYoutubeチャンネル内にて配信しているので
見たい人だけが見れば良いというスタンスです。
見たくない人はわざわざホリエモンのチャンネルまで訪れて視聴しないですからね。

またキングコング西野さんも、ご自身のオンラインサロンでは
『絶対に公では言えないほどの過激発言』をしているそうですよ(笑)

でもこれも、
オンラインサロンにお金を払っている一部のファン(会員)からすれば、
西野さんの本音が聞けるのでだればありがたいし、
運営者側も『そういうのが嫌であれば会員になってくれなくて良いよ』と堂々と言えるわけです。

なのでこれからの時代は、少々センシティブな内容を配信したり、
思う存分自分の意見を発していきたいという場合は、
オープンパブリシティではなくクローズドな場で行っていくといいですよね。

上下関係によるパワハラはもう時代遅れ

少しだけ話題が逸れましたが、
結局のところ今や上下関係によるパワハラは時代遅れということです。

芸人のやりとりを見て視聴者が嫌な気持ちになるくらいなので
芸人じゃなければもっと非難を浴びるでしょうし、
法もこれらを厳しく取り締まるようになるでしょう。

これまでの時代は軍律による理不尽な上下関係が存在し、
暗黙のルールとして文化レベルで蔓延っていましたが
今やもうそのような理不尽な上下関係は一蹴される時代です。

確かに芸能界は一般社会に比べ少々特殊な業界ではありますが
ひとつの企業組織として守るべきことは守らなければいけないし、
パブリシティな存在であるからこそ時代の流れに則した発信を行うべきなのかもしれないですね。