会社での厳しい上下関係が苦手、嫌いな人が心得るべきことと対策

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人間が社会生活を営むうえで最も多い悩み事は、人間関係に関することだと言われています。近年大ベストセラーになった『嫌われる勇気』ではアドラー心理学が提唱されていますが、アドラー心理学の理念では『全ての人間の悩みは人間関係である』とまで言い切っています。今回は、私たちの最大の悩みである人間関係、とりわけ『上下関係』についての考察と解決法について書いていきたいと思います。

日本はそもそも、上下関係が厳しい国。

日本はとても上下関係が厳しい国だと言われています。私は大学の部活を引退してからすぐにカナダに留学したのですが、現地の学生に『日本の上下関係は堅苦しすぎるよね!』みたいなことを何度も言われた経験があります。そもそも英語圏では基本的に敬語という概念がありませんからね…。

カナダはとてものんびりしている国民性で、仕事に対する考え方や取り組み方も基本的には日本人とは全く異なります。日本人は働きすぎというくらいよく働く国民性ですし、実際に海外でもそう捉えられていることが多いです。

日本の厳しい上下関係には、根本には軍隊的な考え方があります。それはすなわち、組織を効率的に確実に取りまとめ統制しやすい構造が意図的につくられているということ。

上下関係や年功序列っていうのは、その権利を行使する側(年上)からするととても便利なルールなんです。

だって、多少の間違いや理不尽なことでも『自分は先輩だから』とか『自分は上司だから』『自分は年上だから』という理由で身勝手な言い分を突き通すことができるからです。統率しやすいんですよね。そこに正義はないと私は思っています。

とはいえ社会へ一歩踏み出せば『あの人は先輩だから仕方ない』という理由で、理不尽なことにもグッとこらえた経験が誰にでも一度はあると思います。私も会社員のときは毎日そんなことばかりでした。当時はしんどかったです。

ただ、こうした軍隊的統制のとれた上下関係の厳しい組織をつくることで、効率よく経済を発展させることができたからこそ、今の日本があります。この国はこういった厳しい環境のなかで優れた技術力や著しい経済発展を遂げてきたこともまた事実なのですね。

問題は、そのときの文化がいまだに残り過ぎてしまっているということかなと。多少ならまだしも、行き過ぎた上下関係はもはや『古い』ですよね。だから、『環境を変える』か『考え方を変える』しか解決策はありません。他人はコントロールできないので、自分がなにかを変えていくしかないのだと思います。

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年上だからといって必要以上に媚びる必要はない。

私自身は、小学校から大学まで部活一筋の人間だったので、人生のほとんどをスポーツの世界で過ごしてきました。なのでおそらく上下関係には耐性がある方ですが、会社へ就職したときには『下手したらスポーツの世界より会社の方が上下関係が厳しい』と本気で思いました。

そんななかで個人的に思うことは『この人は私の先輩だから絶対に言うことを聞かなきゃいけない』という必要以上の責任感に囚われる必要はまったくない、ってことです。

先輩』という概念には大きく分けて2つあります。ひとつは、年齢

年齢が上ということは人生においては”先輩”なので、自分よりもなんらかの経験を豊富にしてきている可能性があります。あくまで”可能性”のお話ですよ。

もうひとつは、キャリア。会社などでよくあることですが、『年齢は年下だけど、会社のなかでは先輩にあたる人』のことですね。

つまり、『先輩』という立場の人は、んらかの枠組み(年齢、会社、習い事など)のなかで自分より経験のある人、という意味合いを含んでいます。自分よりも経験のある人からはなにかしら学ぶべきことがあるかもしれないので、必要最低限の敬意は払うべきですが、かといって必要以上に媚びることはありません。別に、早く生まれたからといってかならずしもなにかが優れているわけではないですから。

『リスペクト』って、年上だからとか先輩だからとか、そういう思考停止状態でするべきことではない。歳下だろうが、部下だろうが、子供だろうが、尊敬に値する人だってたくさんいます。だから『先輩』というだけで、理不尽な態度に我慢しすぎる必要はないのです。

自分がされて嫌だった経験を、忘れない。

さて、ここからは上下関係で溜めないための考え方の変換方法です。

上下関係で悩んでいる人のお話のなかでよく、『先輩の言っている通りにやっているのに他の先輩に怒られた』とか『教えてもらってもないことなのに、できないと怒られた』という類の話をよく聞きます。

でもこういうことって、いちいち戦っていたらキリがないし、『返事しとけば揉めることはないからまあいいか』って思ってしまいますよね。そこまでエネルギー使いたくないというか(笑)でも、理不尽って受け入れれば受け入れるほどストレスのバロメーターはどんどん上昇していきます。悪循環ですよね。

大事なことはそういうときにどんな行動をとるか?ではなくて、『自分は本当は悪くない』という気持ちを忘れないでおくことだと思います。理不尽なのは相手であって、私ではないという事実をきちんと見るべきってことです。

相手が理不尽なことを言っていると感じたときには、『この人理不尽なこと言っているな』と冷静に物事の善し悪しを判断する力を養いましょう。そして、そのうえでどういった態度で臨むか考えていきましょう。

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その経験を、優しさに変えよう。

私自身、会社員1年目のとき、毎日理不尽の嵐にあいました。すごく悲しい思いをしていました。でも、いつしかその怒りや悲しみは『自分の後輩には同じ思いをさせない』という意志に変わっていきました。

2年目になり、後輩がつきました。

後輩には『自分に一切責任がないときに上司に怒られたりするようなことがあれば、それはちゃんと主張して良い』といつも言っていました。私が最年少だったときに感じた嫌な思いや経験を、後輩にはさせたくなかったのです。

その後輩が当時どう思っていたかは分かりませんが、今ではその後輩もまた後輩をもち、弱い立場の人を守る、良き先輩に成長しています。

自分が先輩にされて嫌な気持ちになった出来事や台詞は、きちんと覚えておくこと。人って意外と嫌な思いをしても、忘れてしまいます。だから、つい同じことを繰り返してしまう。嫌な思い出や経験はやり過ごすのではなく、きちんと覚えておくことが大事だと思います。

そして、『同じことを後輩にはしない』『同じ思いはさせない』という優しさに変換していきましょう。そうすれば、嫌な思いをたくさんしてしまったとしても、その思いは優しさに変わり人間的魅力になってゆきます。

そう考えられるようになってから、私は随分と社会の理不尽さに耐えられるようになりました(笑)

上下関係に悩むことのできる人というのは、感性が鋭く、真の優しさを持ち合わせている人だと私は思っています。でも、ちゃんとあなたの苦しみを見ている人はいます。がんばりすぎ、我慢しすぎには注意してくださいね。

最後に

  • 日本は特に上下関係に厳しい国である。
  • 年上、先輩というだからといって必要以上に媚びる必要はない。
  •  嫌な思いを後輩への優しさに変えよう!

私たちは誰でも良い会社員、良い後輩、良い部下でいる方が良いに決まっています。でも会社員である前に、ひとりの人間です。部下や後輩を、なんでも言うことの聞くロボットかのように扱うような人に対しては、たとえ相手が何歳であっても、何歳年上であっても、例え上司でも、反論する権利がありますし、そうするべきだとも思います。

またこれからの時代、『会社員』などのように組織に縛られる生き方がすべてではなくなってきています。近年は特にインターネットやPCの普及により起業のハードルがグッとさがったことで、ミニマムに起業し自由なライフスタイルを選択することができるようになりました。

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